■にきび
[ 概説 ]
毛穴の出口が硬くなって、中に脂のかすがたまってできるブツブツ(面ぽう)がもとになって生じます。医学用語ではありませんが、口が閉じている面ぽうが白にきび、口があいて真中が黒くみえる面ぽうが黒にきびです。面ぽうをもとにして、常在している菌(アクネ桿菌)も関係して生じるのが、赤いブツブツ(紅色丘疹)と膿をもったブツブツ(膿疱)です。普通のにきびでは、この3つの皮疹、すなわち面ぽう、紅色丘疹、膿疱が混在してみられます。
にきびの一番もとになる皮疹である面ぽうは、2つの大きな因子が関係して生じます。1つは、皮脂腺からの脂の分泌が盛んになることです。これには、男性ホルモンなどの働きが大きく影響します。2つ目は、毛穴の出口が硬くなること(異常角化)で、これにはやはり、男性ホルモンや常在するアクネ桿菌が関係します。したがって、にきびのできかたに関係するキーワードは、男性ホルモンと常在するアクネ桿菌です。
[ 症状 ]
思春期に多くみられるのは、ホルモンの影響が大きいと考えられます。顔面を中心に、概説の項で述べた面ぽうをもとに紅色丘疹、膿疱が混在してみられます。普通のにきびを尋常性ざ瘡、膿疱が目立つものを膿疱性ざ瘡、しこりになってくるものを集簇性ざ瘡や嚢腫性ざ瘡といいます。また、新生児に一時的にでるにきびを新生児ざ瘡といいます。副腎皮質ステロイド薬の副作用の1つに、にきびがでやすくなることがあります。ステロイド薬内服、外用で生じるにきびのことをステロイドざ瘡と呼びます。
[ 診断 ]
皮膚の症状、特に面ぽうがあることにより診断します。