src="http://ssc.s185.xrea.com/www.bnavi.info/lampe-berger/mt-site.js">


« ランプベルジェ | メイン | ランプベルジェ オイル »

ねずみ講 ランプベルジェ


フランスに本拠を置くランプ・ベルジェ・パリ(Lampe Berger Paris)は、100年以上の歴史を持つ、欧米ではそれなりに定評ある製造メーカーのようです。しかし、本社のサイト(http://www.lampeberger.fr/)を見ても、欧米での販売スタイルを見ても、同社の製品は基本的に「芳香器・芳香剤」として認知されているものと思われます。
ところが、「ランプ・ベルジェ・ジャパン」を名乗るデジタル・クラウン・ホールディングス・リミテッド(以下DCHL)は、「ランプ・ベルジェ製品」を「アロマテラピー」関連商品と位置づけ、フランス本国においては芳香オイルとして売られているものを「エッセンシャル・オイル(精油)」と表示しております(http://www.lampebergerasia.co.jp/product/oil.html)。おそらく、販売員の人たちもDCHLの表示を鵜呑みにして「ランプ・ベルジェ製」オイルを「エッセンシャル・オイル」と称して売っているものと思われますが(DCHLは「アロマ・オイル」という呼称も用いておりますが)、アロマテラピーに使用されるエッセンシャル・オイルは通常5ml前後の単位で売られるものであって、「ランプ・ベルジェ・ジャパン」製品のような500mlないし2lという単位で販売されるものではありません。また、DCHLのサイトに謳われているオイルの「効能」も「喘息、気管支炎に効く」というような、薬事法違反の疑いのあるものが少なくありません(http://www.lampebergerasia.co.jp/catalog/oil_p1.html)。
このようなDCHLの販売活動について、日本アロマテラピー協会に問い合わせてみました。
「ランプ・ベルジェ・ジャパン」については協会も承知している、
過去に「ランプ・ベルジェ製品」を扱う法人(DCHLではない)が協会加入を求めてきたが、マルチ商法を取っていること、販売オイルが「エッセンシャル・オイル」とは言えないことから協会加入は認められなかった、
残念ながら、協会が会員ならぬ法人に対して何らかの対応を取ることは困難、
というようなお話をいただきました。協会としての対応は困難という点に関しては私も残念ですが、DCHLが謳う「アロマテラピー」なるものは、個人会員約1万6千人法人会員142社を擁する日本アロマテラピー協会がアロマテラピーと認知し得ない性質のものであることは確認できました。

(マルチ&悪徳商法SOS−FILE「ランプベルジェ デジタル・クラウン・ホールディングス」より)

ホーム