2006年10月17日

神奈川県 キャッテリー


神奈川県のキャッテリーの方の紹介は、以下にピックアップするサイト内で紹介されていますので、そちらの方をご確認ください。

●AESOP YY(イソップワイワイ)
AESOP YY(イソップワイワイ)は、ブリーダー歴15年。家庭の環境の中で、子猫・子犬たち一頭一頭に愛情をかけて大切に育てています。入念な食事管理、衛生管理、健康管理はもちろん、のびのびした環境で素直に、元気に過ごせるような心配りをしています。特にメインクーンのブリーダーとして、長年の実績と信頼があります。

URL[ http://add.eup.jp/aesopyy/ ]

●キャピネス
キャピネスは、「ブリーダーさんの元で自然に近い環境で育てられた仔猫と、家族の一員として育てたいと考えている方との出会いを生み出す」サイトです。

Cappiness(キャピネス)とは、CAT(ネコ)とHAPPINESS(幸せ)を合わせた造語。私たちキャピネスは「ネコの幸せ」を基本としてサイト作りをしています。

URL[ http://www.cappiness.com/ ]


●Cattery FURAIDO

「楓来堂」と読みます。(ふうらいどう)
FURAIDOは神奈川県秦野市にあるメインクーン専門のキャッテリーです。
メインクーンと暮らし始めたのは1997年ですが、子宝に恵まれませんでした。
現在、すこしづつ猫を増やしている最中です。
一に健康であること。二に明るく元気で家族に迎えてくださった方に幸せと安らぎを与える子猫を繁殖できたらと思っております。
外見上のタイプと性格の良し悪しはFURAIDOの目指すブリードでは同じだけの重要度を持ちます。

URL[ http://www5c.biglobe.ne.jp/~FURAIDO/ ]

ここでピックアップしたサイト意外にも多数御座いますので、検索サイトなどでお探し下さい。

スコティッシュ フォールド キャッテリー


スコティッシュ・フォールドとはどんな猫かといいますと、スコットランドの農場で発見された、突然変異の耳折れ猫です。中くらいで丸みのある胴体で、大きな丸い頭には前向きにちょこんと折れた小さな耳がついていて、まるで水泳帽をかぶっているようです。奇形の弊害を避けるために、尾はより長く、しなやかに曲がることが大切です。

【原産国】 イギリス
【発祥年代】 1961年
【毛の種類】 長毛
【毛の色】 全色
【目の色】 毛色に適合

● 歴史
1961年、スコットランドの農場で生まれた1匹のメス猫は、ちょこんと前向きに折れ曲がった不思議な耳をもっていました。そして、発見したロス夫妻により「スージー」と名づけられました。この耳の遺伝は優性遺伝だったので、最初は普通の耳をした家庭猫やブリティッシュ・ショートヘアーに交配されて、少しずつ折れ耳の猫の数を増やしました。とても愛らしい猫ですが、近親交配の奇形であることを理由にイギリスの猫クラブでは公認されませんでしたが、やがてアメリカに渡り、ブリーダーによって繁殖計画のプログラムが確立されました。アメリカン・ショートヘアーと交配され、健康な骨格の猫が繁殖されると、またたく間に愛好者も増えて、1978年にCFAにより公認されました。現在では、長毛のスコティッシュ・フォールドも公認され、人気の高い猫種になっています。

● 特徴
小さな耳がちょこんと折れたまん丸顔は、アンパンマンのイメージです。スコットランドで発見された、突然変異の猫からはじまった種類です。

● 外観特徴
中くらいの大きさで丸みのある胴体、尾はしなやかさが大切で、より長いほうが良いです。大きな丸い頭に、ちょこんと前向きに折れた小さな耳がついて、まるで、水泳帽子をかぶっているようです。目はまん丸で大きく表情を明るくして、頬もふくよかで、口元の髭の部分はプックリとふくらんでいます。

● 性格
やさしい性格の子が多いです。

● 毛の特徴
短毛と長毛があり、毛はビロードのように柔らかな手触りで厚みがあります。数多くの毛色が認められています。

● 飼主との相性
短毛の猫は飼い主への信頼が強くて、ちょっと神経質な面がみられましたが、最近では優しい性格の猫が多くなりました。性格の遺伝は、血統を調べるとわかります。長毛の猫は、骨格も性格も安心できるようです。

● 飼育環境
性格が穏やかで骨格的にも健康な猫は、とても飼いやすく、特別な飼育環境は必要ありません。いつでも一緒に寝起きできると、猫にも飼い主にも幸せになれるでしょう。

● 手入れ
短毛の猫は両手マッサージが手入れの基本です。最初は両手を濡らせば、抜け毛が飛び散らからなくて便利です。長毛の猫の手入れは、毎日のクシ入れとシャンプーが基本です。

● 選び方のポイント
耳の折れた可愛い顔つきも大切ですが、後ろ脚の間接など骨格に異常がないことが求められ、特に尻尾が長く柔軟なことが大切です。両親がチャンピオンの子猫は、折れ耳同士の繁殖なので避けてください。耳の立ったスコティッシュは、ちょっと勉強すると、繁殖に用いることができます。健康な子猫を選択するのには、信頼のできる繁殖者を選んでください。

アビシニアン キャッテリー


アビシニアンとはどんな猫かといいますと、「黄金の毛をもつ猫」と伝えられるアビシニアンは、イエネコの祖先とされるリビアヤマネコに容姿が似ています。性格は人が大好きで、やさしさにあふれています。

【原産国】 イギリス
【発祥年代】 1800年代の終わり頃
【毛の種類】 短毛
【毛の色】 ラディ、レッド、ブルー、フォーリン
【目の色】 ゴールドからグリーン

● 歴史
1874年に出版された本に「英国の兵士がアビシニア高原(エチオピア)から連れ帰った珍しい猫」と紹介され、それが名前の由来になっています。実際の発祥の歴史は、このティックド・コートの猫は主に東南アジアが原産で、イギリスでは「バーニーキヤット(ウサギ毛の猫)」と呼ばれて珍重され、ブラウンやシルバーの家庭猫と交配されて、1800年代の後期には、初期のアビシニアンが誕生しました。1896年、最初のアビシニアンがイギリスの猫協会に血統登録され、やがて、1910年にアメリカに渡りました。ちなみに、日本に輸入されたのは1964年のことで、故・森春子先生の所有したアズリタ・ポカセット(ラディ、オス)が第一号です。アビシニアンの魅力は外見以上に、内面のやさしさとか利口さにあるようで、全米では長い間、常にトップの人気を誇る猫種で、日本でも安定した人気をえています。

● 特徴
黄金の毛をもつ伝統の猫は、野性味にあふれた美しい容貌で、人が大好きでやさしさ一杯です。

● 外観特徴
筋肉質で、野性味を感じさせるやや細身の体形。引き締まった細い足が釣り合って、正面から見た首筋から胸前のラインは、エジプトで出土した猫の座像に似てとてもエレガントです。バンビのような大きな耳、やさしさにあふれるアーモンド型の大きな目、顔の輪郭はやや丸みのあるV字型です。

● 性格
よく遊び、よく眠り、賢さも一番。

● 毛の特徴
毛色は、アビシニアンに代表される「ティックド・コート」で、1本1本の被毛が3〜4色の濃淡に区切られて、全体では綾織りしたような色彩豊かな毛色になり、太陽の下ではキラキラ輝いて見えます。ラディの毛色は下毛が赤みを帯びて温かさが感じられる深い褐色で、伝統のあるアビシニアンの基本的な毛色として強い人気があります。その他にレッド(炎の赤)、ブルー(青灰色)、フォーン(淡いココア色)のものが認められています。胸の縞(ネックレス)、足の縞(バー)はないほうが優秀で、毛の根元が黒っぽくないことが大切です。

● 飼主との相性
短毛猫のプリンスと呼ばれるアビシニアンは、すべてが印象深く、人の心に楽しさと安らぎを感じさせてくれます。よく遊び、よく眠り、賢さも一番。鈴を転がしたような小さな声で甘え、飼い主の愛情にこたえてくれます。老人にも子供にも適した、最高の「マンション・キャット」です。

● 飼育環境
とても活発なアビシニアンですが、猫が自由に遊べるなら飼い主と一緒に生活するのが一番で、特別な飼育管理は必要ありません。

● 手入れ
アビシニアンは水遊びも好きなので、驚かさないようにシャンプーをすると、素晴らしい毛色と光沢がえられます。普段は、毛量の多いダブル・コートなので、ときどきブラッシングをすればよいでしょう。

● 選び方のポイント
初心者にはすべてが同じに見えるようで、色の褪せた縞だらけのアビシニアンがびっくりするような高値で売買されていることがあります。アビシニアンのグレードには大きな差があり、それを見分けるのはなかなか難しいようですが、単純に見分ける方法は、胸前や足の内側にタビー(縞模様)がないこと、毛色は赤みのある華やかな感じが大切です。もちろん、性格や相性を選ぶのも大切です。安定した人気のため、アビシニアンの繁殖者は全国にいますから、直接購入するとよいでしょう。また、初心者は、小さな赤ちゃん猫の可愛さだけに気持ちを奪われないで、健康とか性格の安定する生後3ヵ月過ぎの子猫を求めるようにしましょう。

猫 キャッテリー


キャッテリーとは、TICAまたはCFAの承認を受けた認定ブリーダーです。キャッテリーになるには登録ナンバー証を有している純血種を所有していることが必要です。従ってキャッテリーから生産される猫は純血種となるわけです。

●TICA( The International Cat Association )

The International Cat Association(TICA)は、純血種猫と家庭猫の世界で最も大きい血統登録機構であり、又世界最大のキャットショーの認可団体の一つです。TICAは以下の使命を持って活動しています。
・TICAの会員が猫のオーナーやブリーダーとしての責任を果たし、純血種猫の保全、そして全ての猫の健康と福祉を推進するよう奨励する。
・世界中で最も正確な、そして包括的な血統登録機構となる。
・純血種猫とペット猫を専門的な方法で共に奨励し、出陳者・審査員および一般大衆に楽しくて教育的なキャットショーを提供する。
*TICA会員が地域社会で活動することを奨励する。
*公教育を通して避妊・去勢の責任感を養い育てる。
*地元の動物保護施設や老人や障害を持った市民のための救済活動プログラムにおいて積極的にボランティア活動を行う。
*猫の健康と保護に関して責任がある法律を促進するために市民グループに参加する。
・国内および世界中のブリーダー間の友好的な関係を奨励する。
・繁殖、ショーへの出陳、猫種の改良、全ての猫の飼育と保護に関する情報をブリーダー・オーナー・出陳者および一般大衆に広く伝える。また、各地域や国内での重要な猫に関する問題についての資料や情報を供給する。
・猫の健康問題に取り組むことを推奨するための財団を設立し、TICAの会員が健康問題に関する資料が容易に利用できるリストを提供する。


●CFA( The Cat Fanciers' Association, inc. )

CFAとは、その正式名称「THE CAT FANCIERS' ASSOCIATION, INC.」の頭文字3文字をとった通 称名です。この団体は1906年に創立され、2004年現在、米国ニュージャージーに本部ビルを構えています。

 CFAは、猫の品種改良により遺伝的な欠陥を排除した各種血統猫の健康促進を最大の目的とし、アメリカ全土、カナダ、南米、ヨーロッパ、アジア、ロシア、および日本に、その所属クラブ600以上を数える、世界最大の愛猫協会として活動する非営利団体です。
  一般的に知られている純血猫種の血統登録書の発行、米国をはじめとした世界各国でのCFAキャットショー開催、猫に関する書籍・ビデオの発行以外にも、ウィーンファンデーションを代表とした動物愛護にも力を入れています。

 大きく9つのリジョンに地区分けされた(アメリカ国内7リジョン、日本リジョン、インターナショナルディビジョン)各リジョンにCFA加盟クラブが所属しています。また、ブリーダーは正式にCFAにキャッテリー登録手続きを行い、繁殖した血統猫の血統登録書を申請しなければなりません。

◆CFAキャットショー
CFAキャットショーでは、各純血猫種に定められたスタンダード基準に則って、資格を有するジャッジにより公正なる審査が行われます。
1シーズン(5月1日から翌4月30日)を通し、全リジョン総合での成績上位 をおさめた猫に「ナショナル・ウィナー(NW)」、各リジョンでの成績上位の猫に「リジョナル・ウィナー(RW)」の称号が与えられます。また、各ブリード/ ディビジョンの総合1位の猫には「ブリード・ウィナー(BW)」の称号が与えられます。
さらにショーシーズンに関係なく「グランドチャンピオン(GC)」「グランドプレミア(GP)」「ディスティングイッシュドメリット(DM)」等の各種タイトルが、それぞれの基準を達成した猫たちに与えられます。

 日本リジョンは、過去にはインターナショナルディビジョンに含まれていましたが、1990年、アメリカ・メイフィスのCFA世界大会・総会において、30数年に及ぶ活動の功績が認められ、全加盟クラブの2/3以上の賛同を得て、1992年度よりアメリカ国外では初めて「第8リジョン・JAPAN」としての昇格が認められました。
その結果、選挙により代表ディレクターを選出して、本部役員会に参加すると同時に「CFA JAPAN」としての各種活動を行っています。

まもなく創立から1世紀の歴史を迎えようとする現在、CFAは、愛猫団体の中でも世界最高の権威として、広く愛猫家に認識されています。

ソマリ キャッテリー


ソマリとはどんな猫かといいますと、やや丸みのある三角の顔は大きな耳をもち、大きなアーモンドの目は輝いて、表情に富んだ利発な顔立ちです。洗練された筋肉質な体形、オスライオンに似たゴージャスなエリ巻きと、キツネに似たふさふさした尻尾が自慢です。ティックドタビー(1本1本の毛が濃淡に染められ、全体では綾織物のイメージ)の毛色は、ラディ、レッド、ブルー、フォーンの4色が認められています。

【原産国】 イギリス
【発祥年代】 1930年代
【毛の種類】 中毛(短毛の部)
【毛の色】 ラディ、レッド、ブルー、フォーンの4色
【目の色】 ゴールドからグリーン

● 歴史
血統管理のされない頃、1930年代にイギリスでアビシニアンの長毛種として登録された記録があるように、短毛のアビニシアンの一部の系統から、ごく稀に長毛の猫が生まれることは、古くから知られていました。そして、長い年月の間、時折生まれる子猫もアビニシアンの血統登録からは除外されていましたが、ブリーダーたちの努力で改良が重ねられて、1978年、独立した猫種「ソマリ」としてCFAで公認されると、急速に愛好者の増加がみられました。近年、日本では愛好者のグループによる繁殖活動で、レベルの高い猫が数多く生まれ、世界に誇れる猫種になっています。

● 特徴
洗練された筋肉質な体形、アーモンド形の目をした利発な顔立ち、オスライオンに似たゴージャスなエリ巻きと、キツネに似たふさふさした尻尾が自慢です。特徴のあるティックドタビー(1本1本の毛が濃淡に染められ、全体では綾織物のイメージ)の毛色は、ラディ、レッド、ブルー、フォーンの4色が認められています。

● 外観特徴
胴体はよく発達した筋肉質で、今にもジャンプするような体形、脚は、ややほっそりとしています。やや丸みのある三角の顔は、大きな耳と、大きなアーモンドの形の目をして、その輝くは表情に富んでいます。

● 性格
アビシニアンから生まれた長毛猫は、やや長めのシルキーな手触りの毛で、味わいのある毛色をしています。

● 毛の特徴
被毛は中くらいの長さですが、特にエリの毛はゴージャスで、オスのライオンのタテガミに似て、尻尾は長い毛がふさふさして「キツネの尾」と呼ばれています。特徴的なティックドタビー(1本1本の毛が濃淡に染められ、全体では綾織物のイメージ)の毛色は、ラディ、レッド、ブルー、フォーンの4色が認められています。

● 飼主との相性
周囲の変化にもとても敏感で、行動も活発でなんにでも興味を示し、性格にはむらがなく、誰にでも愛される陽気さをもっています。

● 飼育環境
ソマリは活発でよく遊びます。ビニール製の紐などを口にしないように注意してください。

● 手入れ
油っぽい毛質の猫は、毎日のクシ入れだけでは美しさが保てません。シャンプーをするときには、油落としのために、人間用のメイク落とし水溶性クリームが便利です。

● 選び方のポイント
猫のレベルをみるのは初心者には難しいので、繁殖を目指すのなら、ベテランのブリーダーと知り合うと、ペットタイプからショータイプまで、希望を伝えれば紹介してもらえます。また、良いグループに加わることが大切です。

アメリカンショートヘア キャッテリー


アメリカンショートヘアの特徴としてがっしりした筋肉質の体型があげられる。メスはオスほど筋肉質ではない。固いガードヘアは雨や寒さ、ケガから体を守っている。

【頭】
頭は丸く大きく、頬もふっくらとしてして顔全体が丸いイメージ。鼻はそれほど高くない。

【目】
やや吊り上がった大きな丸い目。色は毛の色に準じている

【耳】
アビシニアンほど大きくはないが、中くらいの大きさで離れている

【毛並み】
屋外での生活にも耐えられる固いガードヘア。雨や寒さ、ケガから体を守っている

【体格】
骨太で首が太く、胸板も発達してがっしりした筋肉質の体型

【足】
筋肉が発達したがっしりした四肢。長くはないが強靭なジャンプ力を秘めている

【尻尾】
長く真っ直ぐ

アメリカン・ショートヘアの特徴であるタビー(ストライプ)は20種以上の色が認め られているが、人気が高いのは銀色の中に黒の縞模様があるシルバー・クラシックタ ビー。クラシックタビーは突然変異でできたといわれている。

性格は明るく、人間によく慣れる。頭もよく機敏な動きを見せる。

●歴史
アメリカン・ショートヘアは、1620年にイギリスからメイフラワー号に乗ってアメリカにやってきた、ピューリタンが連れてきた数匹の猫の末裔と言われている。といってこの猫たち、ペットとして乗船したわけではない。船倉に巣くうネズミから、食料を守るために乗せられたのだ。

アメリカに上陸してからも猫たちは、人間のそばで暮らしてはいたが、いわば野良 猫のように新天地を自由に駆け回り、また自然に繁殖していった。そのため厳しい環 境の屋外での生活にも対応できる、たくましい体の猫になっていく。ブリティッシュ ・ショートヘアやヨーロピアン・ショートヘアによく似ているとはいえ、たくましい 四肢を持つなど、次第にアメリカ独特の猫になっていった。その後、何百年にもわた って人間と生活をともにし、純血種のペットとなった今もハンターとしての野生味を 失っていないのは、こうした理由による。

アメリカン・ショートヘアが純血種としてはじめて登録されたのは1904年のこと。 1900年過ぎに相次いでイギリスから持ち込まれた2匹のショートヘアと、アメリカ産 の猫を交配させ、生まれた猫が“ショートヘア”という種として登録されたのだ。

その後、熱心なブリーダーによってタイプやカラー、パターンなどの改良が進めら れ、30年代後半から40年代初期にかけて現在の品種として完成。名称も“ドメスティ ック(国産の)・ショートヘア”となった。アメリカン・ショートヘアと呼ばれるよ うになったのは、66年になってからのことだ。

ロシアンブルー キャッテリー


輝くようなグレーの毛色と神秘的なグリーンの目を持つ気品のある美しいロシアンブルーは、その毛色から「幸せを呼ぶ猫」と呼ばれ繊細で心優しき猫好きな方々にずっと愛されてきました。世界的にもその数が少なく「世界の珍種」として日本ばかりでなく、諸外国でもとても大切に扱われています。
ロシアンブルーという神秘的な響きの名前を持った美しいこの猫種はその昔イギリスの王室でも随分と愛された猫種でした。

●歴史
ロシアンブルーの起源については諸説あるが、ロシアが原産であると言われている。以前の別名にアルハンゲルキャット(英語でアークエンジェルキャット)があり、これはロシアのアルハンゲル島を起源とする説、或いはロシアの港アルハンゲリスクからイギリスにつれてこられたという説に基づく呼び名である。他の別名としてフォーリンブルー、スパニッシュキャット、マルティーズキャットがあり、20世紀初頭までアメリカではマルティーズキャットとして知られていた。1875年にイギリスのクリスタル・パレスで行われたキャットショーの際にはアークエンジェルキャットとして出場している。

ロシアンブルーは18世紀中頃にイギリスや北欧に伝えられ人気を得たが、第二次世界大戦中に数が減り、絶滅の危機に陥った。そこでイギリス、アメリカ等においてブリティッシュ・ブルーとシャムネコの交配により回復が図られ、かつてのロシアンブルーの姿を取り戻すことができた。このため現在のロシアンブルーの原産地はロシアではなくイギリスとされている。

ラグドール キャッテリー


おっとりとした性格と絹のような手触り、抱かれてもおとなしくしていることから"ぬいぐるみ〔ラグドール〕”と名づけられたこの猫は、1960年代アメリカで人工的に昨出されたと考えられています。ペルシャ、バーマンなどいくつもの複雑な混血から生まれたようですが、どれだけの猫がこの猫の誕生にかかわっているのか、比較的新種なのに正確な所はまだはっきりしていません。絶対数も少なく現在でも研究が進められています。子猫が大人のサイズやカラーになるまで3.4年を要しますが、成猫になるとペルシャ以上に大きくなり体重が10キロを超える子もいるらしく最も大きなイエネコの一つといわれています。性格は、その大きさに比例するかのように堂々として冷静、怖いものなど何も無いといった感じ、そのうえ人に抱かれるのが大好きでやんちゃな所も魅力です。泣き声も静かで集合住宅で生活する方にはベスト、初心者にも飼い易い猫種といえるでしょう。

【頭】
丸みのあるくさび形の頭と平坦な頭頂部。下あごは良く発達している。

【体型】
メスはオスよりも目だって小さい。胸板が厚くがしっりとしている。

【四肢】
前足より後ろ足の方が長め。足先は丸くて大きい。

【耳】
大きさは中ぐらい。やや前向きに傾いて付いている。

【目】
大きくて卵型のブルーの瞳は、適度に離れて付いている。

【毛】
絹のような手触りの被毛は、首の周りが一番長くマフラーを巻いてるよう。

【尾】
体長と同じくらいの長さ。大きさはボディと良く釣り合いが取れている。

●ラグドールの歴史と開発

『ラグドールは、「牡のシールポイントのバーマン」と「白い雌のペルシャ」によって生まれた子の中の「牡1頭」と「雌のバーミーズ」で繁殖された。』

これは、世界中のブリーダーたちに、長い間信じられてきた「伝説」です。しかし、真実は幾分違います。正確には「バーマンタイプ」」と「ペルシャタイプ」、そして「バーミーズタイプ」の猫によって交配された血統猫といえます。
ここで注目したいのは、「タイプ」という言葉です。「タイプ」とはラグドールの古いブリーダーたちが好んで使用した「外観」を意味します。つまり「ラグドール」の原型を作り上げた最初の猫たちは、上記の血統猫の「外観」を持っていたに過ぎなかったということです。これは、血統猫同士の交配を意味しません。「ラグドール」とは、外を自由に歩いていた猫同士の、偶然の作出からスタートした猫種だったのです。
外を自由に歩いていた猫たちのため、その猫自身の来歴はわかりません。先祖にどんな猫がいたかもわからない。このことから、猫たちが多様な形質を先祖から受け継いでいる可能性が高いとも言えますし、同時に多様な可能性に満ちた猫種だといえるかもしれません。
日本語で書かれている種の誕生の解説には、「type」もしくは「look」の部分の翻訳がしばしば欠けています。古い資料をもとに編集され、踏襲と孫引きがくっりかえされる事によって、この誤謬が受け継がれたのだと推察されます。これを修正し広く知らしめることは、ラグドールブリーダーにとって、重要な課題となっています。
毎月アメリカで発行される「キャットファンシー」(2000年3月号)ですら、ラグドール種の紹介ページで、この間違いを犯しました。これに対し、アメリカのブリーダーたちは、大変ナーバスになっています。なぜなら「type」の削除は、ラグドールの独自性を損なうものと考えるからです。

(ラグドールの歴史と開発第1章:「ラグドール」猫の伝説と真実 より抜粋)

メイン クーン キャッテリー


まず、メインクーンとはどんな猫かといいますと、長さも幅も中くらいの頭、大きな耳は広がりすぎも、立ちすぎもせずについて、大きな目はやや傾斜してます。被毛は分厚いシャギー、絹のようでスムースに垂れています。毛色は縞と白の組み合わせが多く、いろいろな毛色が認められています。
【原産国】 アメリカ
【発祥年代】 1960年代
【毛の種類】 長毛
【毛の色】 単色、縞など多数
【目の色】 全色

● 歴史
メインクーン・キャットは、アメリカ大陸で自然発生した猫で、神話や伝説に包まれて「メイン州のラクーン(アライグマ)との混血猫」というように楽しい空想の世界がこの猫を取り巻いています。そのルーツは、古来からアメリカ大陸にいた土着の猫という説もありますが、もともとアメリカ大陸には野生の猫科動物しかいなかったので、正しくは300年以上も前に、大陸を目指す移民船のもっていた船猫「北欧のスコーグカット」が原点のようで、アメリカ大陸に移住したピューリタンが可愛がって連れてきた家庭猫と掛け合わされました。メインクーン・キャットは、アメリカ東海岸を中心に拡大され、暑さ寒さの気候の変化にも順応して、雪の中でも平気に歩くような、たくましい猫が誕生したのです。1895年、ニューヨークのマジソンスクエアーガーデンで開催されたアメリカの最初のキャット・ショーでベストに輝いたのは、メインクーン・キャットでした。とても古い歴史をもっていますが、アメリカには毛の長い猫が普通の家庭猫として数多くいるため、血統猫として確立され、CFAで公認されたのは、非常に遅かったのです。現在では愛好者も多く、日本においてはトップの人気をえています。

● 特徴
血統猫で一番大きな猫といわれるメインクーン・キャットは、脚はがっしりして足先も大きくて丸く、胴体は非常に長く、肩幅、腰の幅も広く、たくましさを感じさせます。

● 外観特徴
非常に大きな猫で、去勢されたオス猫は、10kgを越えることも珍しくはありません。胴体は非常に長く、肩幅、腰の幅も広く、脚は力強く足先も大きくて丸い、すべてにたくましさを感じさせます。ただし、大きさよりもバランスが大切です。がっしりした頭には大きな耳がついていて、大きな目はやや傾斜しています。口元は四角くて頑丈です。

● 性格
アライグマとの混血などという噂もあるくらい大柄な猫ですが、やさしい猫です。

● 毛の特徴
被毛は、分厚いシャギーコートで、絹のようでスムースに垂れています。毛色はさまざまですが、縞と白の組み合わせが多いようです。

● 飼主との相性
まるで強い番犬のようなイメージの大きな猫ですが、性格はとてもやさしく、飼いやすいことで人気が高い猫種です。

● 飼育環境
やはり大柄な猫には広い空間が必要ですが、数匹を飼うなら部屋の広さよりも高さを工夫してください。

● 手入れ
やや油質の猫が多く、その場合はシャンプーの前にメイク落としの水溶性クレンジングクリームを利用すると便利です。

● 選び方のポイント
大きな猫なので性格が暴れん坊では困ります。抱き上げると嫌がったり、体をすくめたりする子猫は要注意です。日本のメインクーン・キャットは全体的にレベルが優れています。優秀な子猫を選ぶときは、口元が角張っていて噛み合わせ(上の犬歯が下に出ないこと)が正しいかどうかチェックしてください。

キャッテリー


キャッテリーとは、TICAまたはCFAの承認を受けた認定ブリーダーです。キャッテリーになるには登録ナンバー証を有している純血種を所有していることが必要です。従ってキャッテリーから生産される猫は純血種となるわけです。

●TICA( The International Cat Association )

The International Cat Association(TICA)は、純血種猫と家庭猫の世界で最も大きい血統登録機構であり、又世界最大のキャットショーの認可団体の一つです。TICAは以下の使命を持って活動しています。
・TICAの会員が猫のオーナーやブリーダーとしての責任を果たし、純血種猫の保全、そして全ての猫の健康と福祉を推進するよう奨励する。
・世界中で最も正確な、そして包括的な血統登録機構となる。
・純血種猫とペット猫を専門的な方法で共に奨励し、出陳者・審査員および一般大衆に楽しくて教育的なキャットショーを提供する。
*TICA会員が地域社会で活動することを奨励する。
*公教育を通して避妊・去勢の責任感を養い育てる。
*地元の動物保護施設や老人や障害を持った市民のための救済活動プログラムにおいて積極的にボランティア活動を行う。
*猫の健康と保護に関して責任がある法律を促進するために市民グループに参加する。
・国内および世界中のブリーダー間の友好的な関係を奨励する。
・繁殖、ショーへの出陳、猫種の改良、全ての猫の飼育と保護に関する情報をブリーダー・オーナー・出陳者および一般大衆に広く伝える。また、各地域や国内での重要な猫に関する問題についての資料や情報を供給する。
・猫の健康問題に取り組むことを推奨するための財団を設立し、TICAの会員が健康問題に関する資料が容易に利用できるリストを提供する。


●CFA( The Cat Fanciers' Association, inc. )

CFAとは、その正式名称「THE CAT FANCIERS' ASSOCIATION, INC.」の頭文字3文字をとった通 称名です。この団体は1906年に創立され、2004年現在、米国ニュージャージーに本部ビルを構えています。

 CFAは、猫の品種改良により遺伝的な欠陥を排除した各種血統猫の健康促進を最大の目的とし、アメリカ全土、カナダ、南米、ヨーロッパ、アジア、ロシア、および日本に、その所属クラブ600以上を数える、世界最大の愛猫協会として活動する非営利団体です。
  一般的に知られている純血猫種の血統登録書の発行、米国をはじめとした世界各国でのCFAキャットショー開催、猫に関する書籍・ビデオの発行以外にも、ウィーンファンデーションを代表とした動物愛護にも力を入れています。

 大きく9つのリジョンに地区分けされた(アメリカ国内7リジョン、日本リジョン、インターナショナルディビジョン)各リジョンにCFA加盟クラブが所属しています。また、ブリーダーは正式にCFAにキャッテリー登録手続きを行い、繁殖した血統猫の血統登録書を申請しなければなりません。

◆CFAキャットショー
CFAキャットショーでは、各純血猫種に定められたスタンダード基準に則って、資格を有するジャッジにより公正なる審査が行われます。
1シーズン(5月1日から翌4月30日)を通し、全リジョン総合での成績上位 をおさめた猫に「ナショナル・ウィナー(NW)」、各リジョンでの成績上位の猫に「リジョナル・ウィナー(RW)」の称号が与えられます。また、各ブリード/ ディビジョンの総合1位の猫には「ブリード・ウィナー(BW)」の称号が与えられます。
さらにショーシーズンに関係なく「グランドチャンピオン(GC)」「グランドプレミア(GP)」「ディスティングイッシュドメリット(DM)」等の各種タイトルが、それぞれの基準を達成した猫たちに与えられます。

 日本リジョンは、過去にはインターナショナルディビジョンに含まれていましたが、1990年、アメリカ・メイフィスのCFA世界大会・総会において、30数年に及ぶ活動の功績が認められ、全加盟クラブの2/3以上の賛同を得て、1992年度よりアメリカ国外では初めて「第8リジョン・JAPAN」としての昇格が認められました。
その結果、選挙により代表ディレクターを選出して、本部役員会に参加すると同時に「CFA JAPAN」としての各種活動を行っています。

まもなく創立から1世紀の歴史を迎えようとする現在、CFAは、愛猫団体の中でも世界最高の権威として、広く愛猫家に認識されています。

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