●ヨガ・ピラティスを始める前の3つのポイント
◆まずは動きやすい服装とマットを用意
ヨガ・ピラティスを自宅で行う時は、心身ともにリラックスした状態をつくることが成功の秘訣! そのためにはまず、Tシャツやジャージなどの動きやすい服装に着替えてから始めるようにしましょう。ストッキングや体を締め付けそうな下着をつけたままでは正しいエクササイズは行えません。
また、フローリングなどの硬い床の上で直接行うのはNG。特定の箇所に痛みを伴うばかりでなく、ケガや故障の原因になりかねません。心地よくリラックスするためにもヨガマットやエクササイズマットの上で行うようにしましょう。
マットが1枚あればピラティスもヨガも両方兼用できますので、わざわざ別のマットを用意する必要はありません。
◆柔らかい床でも必要
畳や絨毯などの比較的柔らかい床の上でも、できればマットの使用をおすすめします。取り急ぎでマットの用意が間に合わない場合は、バスタオルやブランケットで代用することも可能です。
ヨガマットはスポーツ用品やデパート、ヨガアエテムのオンラインショップなどで購入でき、数千円程度で手に入るものもあります。最近は素材やデザインも豊富で季節ごとに商品が入れ替わったりします。ご自分のスタイルにあったマットを見つけるのもとても楽しいですよ。
◆リラックスできる環境づくりも大切
服装とマットの用意ができたら、エクササイズを始める前にリラックスできる環境をつりましょう。お気に入りの音楽を流したりお香を焚いたりすることでリラクゼーション効果が高まり、気持ちが落ち着き集中してエクササイズが行えるようになります。
どんな音楽をかけたり、どんな香りを使うと効果的なの?という質問をいただきますが、それこそ自分が好きな音楽、好きな香りに包まれればいいだけのこと。あまり難しく考えなくていいのです。リラクゼーションミュージックよりロックやポップスが好きならそれもよし、好きなアーティストのお気に入りのCDがあるのなら是非使ってください。
また、あまりにも散らかった部屋で行うのはやはり避けたいものです。散らかったままの部屋でエクササイズを始めると、物を壊したりケガの原因にもなりかねません。それに部屋がキレイな方が断然気持ちいいですよね。整理整頓も美人道には欠かせません!
◆ウォーミングアップからはじめよう
ヨガ・ピラティスが全力疾走をするような激しい運動ではないからといって、ウォーミングアップを何もせずにいきなりポーズやエクササイズを行うことはすごく危険なことです。軽い準備運動を必ず行い、ケガや故障にならないよう十分に注意しながらはじめてください。
【準備運動の参考例】
(1)首を回す、肩を回す
(2)前屈、体側伸ばし
(3)手首・足首・ひざの脱力
もちろん、これ以外のあなたがよく行うストレッチなどがあればそれでもOKですよ。体を温めてから始めることが何より大切なのです。
ヨガ・ピラティスをする時は、十分な注意と十分な準備が必要!! 事前の心構えなく適当にはじめ、失敗した、続かない、なんてことのないよう、“楽しく、丁寧に、心地よく”続けてください。
●ピラティスの基本的な呼吸法
ここではピラティスの胸式呼吸を紹介します。
ぜひ一度練習してみてくださいね!
それでは始めます!!
ピラティスは胸式呼吸です!お腹が膨らまないように注意!
1)背筋を伸ばし、骨盤を床に対して垂直にし、座ります。
2)胸が動いていることを確認できるよう、また、意識しやすいよう
両手をろっ骨に軽く添えます。肩が上がらないように肩甲骨を
お尻の方へ引っ張りましょう。
3)ゆっくり鼻から息を吸います。息を吸う際に、ろっ骨がしっかり
左右からと後ろへ広がるように添えた手でチェックします。
息を吸う時にお腹が膨らまないよう注意!
4)おへそと背中を近づけたまま、口から息を吐き出します。
この時、広がったろっ骨が元の位置へ戻るよう、手で軽く押し
ながら息を吐ききってください。
息をすったり、はいたりする際は肋骨の動きに加え、横隔膜の上下にも
意識をすればやりやすいでしょう。