■エクステのつけ方・取り外し・ブレンディング(混色)・ケア方法etc
エクステンションの基本的なつけ方の手順や、取り外し方、混色の方法、装着後のケア方法などをご紹介いたします。
●エクステの切り出し 1本の毛束の量・目安
みの毛タイプのエクステンションから、地毛に取り付ける為にエクステの毛束を切り出す際の手順やポイント、切り出す量の目安などをご紹介します。
[ 切り出すエクステの量の目安 ]
■通常 :1本につき、みの毛の7〜8mm幅分、 重さ約 1.2g/1本
■よりボリュームが欲しい場合 : 1本につき、みの毛1cm〜1.2cm幅分 重さ約 1.5g/1本 (ただし、1本の毛束にボリュームを取り過ぎると、地毛が伸びてきた時に浮きやすくなりますので、ご注意下さい。)
100gのみの毛タイプのエクステンションから、約60〜80本の毛束が取り出せます。
?みの毛タイプのエクステンションから、切り出したい量(通常は7〜8mm分)を抜き出す。
?切り取りたいエクステンションを左手で挟みながら、根元にハサミを入れます。
?エクステンションを根元から切断します。
?エクステンションの束が切り出せました。
?切ってすぐのエクステの断面。このままの状態でも装着できます。
?編み込む際に、断面の段差が気になる場合は、エクステの切断面を軽くブラッシングして、馴染ませます。
?エクステの断面が馴染みました。この1束づつを地毛に編みこんでいきます。
●ブレンディング - エクステンションの混色・ブレンド
異なるカラーのエクステンションを、ブレンディング(混色・ブレンド)する方法をご紹介します。既存のカラーでは限られてしまう色味や微妙な明るさを、ご自分で毛束をブレンディングする事で、希望通りのオリジナルカラーに調整する事が可能です。
ブレンディングは、それ程高度な技術が必要ないので、一般の客様にも簡単に挑戦していただけます。
?二色のエクステンションを使用したブレンディング(混色)をしていきます。
?二色のエクステンションを、毛先を揃えて重ねます。
?重ねたエクステンションを、一気に裂くようにセンターで分けます。この時、2本のエクステンションが半分づつに分かれる様にします。
?手順?で2つに分けたエクステンションを再度、毛先を揃えて一つに重ねます。
?手順 3.と同様に、重ねたエクステンションを一気に裂くようにセンターで分け、また重ねます。この手順3〜4の工程を数回繰り返します。
?手順を数回繰り返したら、一つにまとめたエクステンションの毛束1/3程度を、手に巻きつけます。
?手に巻いたエクステンションをしっかりと握り、下に垂らしたエクステンションを数回とかします。
※この時、エクステンションにツヤ出しスプレー等を吹きかると絡まり防止になります。
?コーミングを終えた状態。この時、1箇所に同じ色のエクステが溜まってしまっている場合は、指で広げながら3〜7の工程を数回繰り返す。
?ブレンディングによるオリジナルカラーのエクステが完成しました。
----■ 色選びのPOINT ■-------------------------------------------
あまりに明度(毛の明るさ)のかけ離れたものをブレンドすると、綺麗に仕上がらないので注意する。
色味を調整する場合は、同系色を使い、反対色同士は混ぜない。ベースになるエクステに足りない色を少しづつ足していく感覚で作業し、その都度、髪と色を合わせながら作業すると失敗が少なくなります。
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●エクステの付け方・装着方法 - 三つ編み(初級)
初めての方にも簡単に出来る、シンプルなエクステンションの編み方(初級)をご紹介します。手順がとても簡単で、作業時間も短く、気軽にエクステンションをお楽しみいただけます。
取付けに時間がかかっても、もっとしっかりエクステを装着したい場合や、エクステを長持ちさせたい人は、[編み方-中級]もございます。
?エクステを編み込んでいくポイントを決め、そのポイントの毛を約1cmの逆三角形またはひし形で引き出し、その下に編み込んでいくエクステンションの毛束が横になるように持ちます。
?左側のエクステンションを地毛の上に交差させて、真ん中にもってきます。
?左手の親指・中指で根元がゆるまないように地毛を持ちながら、右側のエクステを真ん中に折り返します。
?その後、三つ編みをしていきます。
この時、毛束どうしが常に垂直に交差するように編んでいくと、根元がゆるみにくくなります。
?3cmほどを目安に三つ編みを編んでいきます。
?三つ編みが終わったら、編み込みの最後を糸ゴムで巻いて留めます。糸ゴムが取れないよう、5〜7回しっかりと巻きつけ、結んで留めます。
?三つ編みを使ったエクステンションの装着が完了しました。
●エクステの付け方・装着方法 - 三つ編み(中級)
エクステンションのつけ方・取付け方法には、チップ式やケラチン、編み込みタイプなど、様々なバリエーションがあります。今回はその中から、地肌に優しく、特別な器具も使わずにしっかりとエクステンションを装着できる、3つ編みタイプのエクステンション取付け方法をご紹介致します。
?エクステンションを装着する部分を決め、作業の際に邪魔にならないよう、周りの毛をピンでおさえます。
?最終的に欲しい長さに合わせて、装着するエクステを調節し、エクステンションを折り返す位置を決めます。
?エクステを編みこんでいくポイントを決め、そのポイントの地毛を約1cmの逆三角形、またはひし形で引き出します。
?手順?で長さを決めたエクステを、折り返し部分で輪を作るように、右手人差し指で持ちます。
?手順?で引き出した地毛を半分に分け、それぞれを左手は親指・人差し指、右手は親指・中指で持ちます。
?右手人差し指でキープしているエクステの輪の中に、右手の親指と中指で持っている地毛の束を下から通します。
?もう一方の地毛は左手の腹ではさんだまま、人差し指と親指をつかって、地毛をエクステンションの輪の中に通していきます。
?輪に地毛を通したら、通した地毛ともう一方の地毛との2本を、約3cmの右回りのロープ編みにしていきます。
この時、人差し指はエクステの輪をキープしたまま、右手は親指・中指を、左手は親指・人差し指・くすり指を使ってロープ編みの作業をしていきます。
?地毛をロープ編みにした状態。
?地毛を3cmほどロープ編みしたら、ロープ編みの根元を左手の親指・人差し指でつまみます。
?輪をくつっていたエクステンションの上一方(折り返しが長い方)を地毛と混ざらないように左手で持ち、もう一方のエクステンション(折り返しの短い方)を、装着部分の根元にまきつけていきます。
?地毛の根元がゆるまないように左手でしっかりとつかみながら、半時計周りに2周、エクステンションを巻きつけていきます。
?エクステを根元に2周、巻き終えた状態。
続いて、地毛とエクステンションの三つ編み作業に入っていきます。
?手順(9)でロープ編みにした地毛の束と、2本のエクステの束を、ゆるまないように三つ編みにしていきます。三つ編みの長さは3cmほどを目安に編んでいきます。
?3cmほど編み進んだら、編みめの最後を糸ゴムで巻いてとめます。糸ゴムが取れないよう5〜7回しっかりと巻きつけ、結んでとめます。
?3つ編みを使ったエクステンションの装着が完成しました。
●エクステの取り外し - (編み込みタイプ)
編み込みタイプの取り付け方法で装着したエクステを、取り外す手順をご紹介いたします。
?編み込みタイプのエクステンションを取り外していきます。
?エクステの根元をつまみ、エクステンションを留めている糸ゴムを引き抜きます。
?編み込みが固く、ほぐれない場合は、クシの先を使ってほぐします。
?編み込みがほぐれてきたら、エクステンションをつまみ引き抜きます。
?そのまま滑らすように引き抜けば、取り外しは完了です。
(エクステ専門店fantasiaより)